家庭で挑戦したい肉の焼き方・レア

贈答品でお肉をもらったら

お中元やお歳暮、もしくは誕生日や結婚記念日など特別な日に贈られることが多い物のなかに高級和牛があります。
日頃なかなか自分で購入するには勇気がいるような高価なお肉だと嬉しい半面、どうやって調理しようかと悩む物です。
しかし、目の前にステーキ用のお肉があれば焼き方・レアで、と思うはずです。

レアにお勧めの部位は

お肉の表面のみを焼き、中心部はほとんど生の状態の焼き方がレアです。
口に入れ噛むと肉汁がたくさん出てくるので、肉本来の味が楽しめると通好みの焼き方です。
ステーキにはロース肉やサーロイン、ランプ肉とありますが、特にヒレ肉は生の状態での調理法に非常に向いていますので、レアの焼き方を好む人にはお勧めの部位です。
また、1頭の牛からおよそ1kgしかなく、ヒレ肉の中で最も太い部分の幻の部位と言われているシャトーブリアンは最高級ステーキとして有名です。

ヒレ肉は脂肪分はやや少なめでしっとりして柔らかい肉質なのでが、シャトーブリアンはさらにキメ細かくて柔らかいのです。

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家庭でも美味しく焼くには

せっかくの高級和牛をもらったのですから、一番簡単でお肉を味わう事の出来る肉料理と言えばステーキでしょう。
家庭でも、美味しく焼き方がレアでステーキを味わうことができます。
まず、用意したいものは、厚手のフライパン、できれば岩塩、肉の臭みを消してくれてあまり香がきつくない黒胡椒、油、最後の香りづけをしたい場合は赤ワインを、なければブランデーか日本酒でもかまいません。
お肉は常温に戻しておき、焼く直前には塩コショウを軽く振ります。
フライパンは煙が少しでるくらい熱し、油をひきます。
お肉はゆっくりと静かにフライパンに置きます。
ここで注意するべきことは、ついお肉を動かしたくなることです。
ここでは表面を焼いて肉汁を閉じ込めたいので、不用意に動かすとせっかくの肉の脂や旨味が抜け出てしまうからです。
レアの場合、最初は片面を強火で30秒焼き、次に弱火で1分、裏返して30秒強火にかけ、最後に弱火で1分が目安です。
裏返した後で水分を逃さないためにアルミホイル等で蓋をします。
出来上がるとすぐにカットして食べたくなりますが、せっかく閉じ込めたうまみ成分が流れ出てしまうので、アルミごと取り出し休ませます。
3分ほど休ませると余熱で肉の中まで熱が伝わります。
後はカットし皿に盛ります。
牛脂は融点が40~55度あたりなので、こうすると肉の内部温度が50前後になり、口の中に入れると牛脂が溶け出て最高に美味しく味わう事ができるのです。
ポイントは、肉を動かさずに、少し休ませてからカットするという事です。
このポイントを押さえれば、家庭でも美味しく食べることができますから、せっかくの高級和牛も台無しにすることはありません。