肉をさらに美味しくしてくれるケイジャン・ステーキ

無国籍料理として人気となったケイジャン

ピリッとした美味しさが癖になるケイジャン・ステーキは、もともとは無国籍料理として日本に紹介されました。
その美味しさの素となっているのがケイジャンスパイスです。
このケイジャンスパイスを肉に振りかけて焼くと、普通に肉を焼くよりずっと美味しい肉料理になります。
このケイジャンスパイスのメインの材料はタマネギ、セロリ、ピーマンです。
これに、塩や肉のエキス、ブラックペッパー、ガーリックパウダー、オレガノなど香辛料が含まれています。
ここに挙げた他にも香辛料が含まれているため、ケイジャンスパイスだけでもかなり病み付きになる美味しさです。
このケイジャンスパイスを振りかけて焼いたステーキがケイジャン・ステーキです。
今では市販のケイジャンスパイスも登場し、ご家庭でも手軽に楽しめるようになりました。

美味しいお肉を仕入れるなら

ニューオリンズなど南部の料理

ケイジャン料理とは、ニューオリンズなどアメリカ南部の郷土料理のことを指します。
ケイジャンとはもともとアカディア人を意味する言葉で、アメリカ北部のアカディア植民地に暮らしていたフランス系カナダ人のことを指します。
しかし、18世紀半ば、イギリス国王への不服従を理由に英国植民地に強制追放され、一部がルイジアナの各地に分散して移住しました。
移住した先にある食材をすべて活かすことで生み出されたのがケイジャン料理です。
いわば、もともとはとてもシンプルで庶民的な味だったわけです。
タマネギ、セロリ、ピーマンをベースに、手に入るありとあらゆる食材を入れて炊き込んだ炊き込みご飯「ジャンバラヤ」や鶏肉やソーセージなどを煮込んだ「ガンボ」などがあります。
ザリガニやカエルなどの食材もよく使われますが、今はかなり洗練された料理となっています。

香味の聞いた旨辛なケイジャン・ステーキ

日本でよく食べられるケイジャン・ステーキは、ニューオリンズなどルイジアナ州の伝統料理であるケイジャン料理で使われるケイジャンスパイスで味付けしたステーキでのことを指しことが多いようです。
ケイジャンスパイスを使えば簡単にできることからとても人気メニューです。
ベースはタマネギ、セロリ、パプリカといった香味野菜ですが、数多くの香辛料や塩、肉のエキスが含まれているため、ケイジャンスパイスを振りかけたステーキは旨辛で病み付きになる味に仕上がります。
旨辛のスパイスが肉本来の美味しさを引き出してくれるだけでなく、脂の甘みまで引き出してくれます。
ケイジャン・ステーキを食べると、しっかり肉料理を食べたという気にしてくれますからおすすめです。
最後まで切り分ける手が止まらない美味しさに驚かれることでしょう。