ウェルダンという焼き方の概要
ステーキレストランでは、ステーキメニューの他にも焼き方によるオーダー方法があります。
この焼き方には、レア、ミディアム、ウェルダンの3種類が一般的で、ウェルダンが最もしっかり焼く方法です。
厳密にはさらに細かく分けられ、この焼き方・ウェルダンの中にもウェルやベリーウェルダンなど、多彩な焼き方が存在します。
見分けるポイントは肉を切った時の断面で、中までしっかりと茶色になっている状態がミディアムの状態です。
日本国内の和牛よりも、海外の牛肉を使ったステーキに向いていることが多く、肉本来のしっかりとした噛み応えが特徴の焼き方といえます。
レストランの調理法によっても異なりますが、表面の油をしっかり焦がして調理する場合や、熟成肉を低温でしっかり時間をかけて調理するなど、どんな肉を使用するのかによっても調理方法に多少の違いがあります。
ウェルダンで食べるメリットや美味しさとは
続いては、ウェルダンという焼き方がもたらすメリットや美味しさの秘訣を紹介します。
美味しさのキーポイントとなるのが「噛み心地」と「香ばしさ」です。
ウェルダンは赤身のしっかりとした噛み心地が味わえる方法なので、肉好きの方に人気の食べ応えがあります。
さらに、表面の香ばしさや香りも魅力的で、塩こしょうをしっかりとふって味わう方法も人気です。
また、よく勘違いしやすいポイントがジューシーさです。
よくレアの方がジューシーに味わえると思われがちですが、ウェルダンでもジューシーに味わうことができます。
アメリカやオーストラリアでは主流の焼き方
アメリカやオーストラリアでメジャーなポンドステーキは、肉のボリューミーな厚さが魅力です。
また、BBQ文化が定着していることもあり、ウェルダンという焼き方を選択する傾向が多いことも特徴となっています。
一方、和牛やフランス料理などのステーキでは、ウェルダンよりも肉の繊細さを味わうためにレアを好む傾向があり、その味わい方にも国独自の文化が影響しているのです。
わかりやすいのが和牛の霜降りステーキといえます。
和牛独自の霜降りは、レアやミディアムのような焼き方にすることで、脂身のおいしさを最大限引き出すことが可能です。
口の中に入れた途端、とろけるような食感は、他の組み合わせではなかなか実現できません。
以上のように、ステーキの焼き方は複数ありますが、噛み応えや肉本来の香ばしさを味わえるのがウェルダンです。
ステーキだけでなく、BBQなどの肉料理でも人気の焼き方なので、これまでにレアやミディアムばかり食べていた方もぜひ試してみましょう。